記者・ 原
昨年５月にガス漏れが発生した大仙公園の気球は、しぼんだまま事業再開のめどが立っていない。
所管する観光企画課では原因の特定にも至らなかったが、課長の北野雅史氏は４月１日付で観光部長に昇進した。また、観光部長の野村泰生氏も総務局長に昇進した。
「ハニワ課長」生みの親である浦部喜行文化観光局長は役職定年（60歳に達した日以降の最初の４月１日に非管理職に降任する制度）で、観光部主幹（課長補佐級）となり、観光部に残ることになった。
新任の観光企画課長は観光部参事（課長級＝堺まつりやふとん太鼓など地元の祭り担当）だった木下智尋氏。
その木下観光企画課長に今後の気球事業について聞くと、あくまで再開を目指すことに変わりはないとの認識を示した。
だが、再開にこぎつけるには運行事業者が高額なヘリウムガスや気球関連機器を新調しなければならない。
市と事業者はこれら費用を運行事業者が全額負担する協定を締結しているため、市は「再開を目指す」とはいっても、自ら動くことはない。永藤市長は公約への本気度が試されている。
新任の文化観光局長には教育次長の山嵜久樹氏が就いた。
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