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世界文化遺産の仁徳天皇陵古墳や古墳群を100メートル上空から眺めることができるガス気球。25日から運航予定だったが堺市と運行事業者は8日、運航の延期を発表した。
準備段階で気球に充填されたヘリウムガスが外に漏れていたことが発見されたためで「安全第一」と、延期が決定された。
堺市が誇る世界文化遺産の古墳や堺の街並みを眺望し、歴史的な価値や雄大さなどの魅力を体感できる国内ではほかにない貴重な体験と、2019年から始まったガス気球構想には期待が寄せられていた。
しかしコロナ禍や、近年の世界情勢でヘリウムガスの調達が間に合わないなどで運航が見送られていたがこの度、国内でヘリウムガスが準備できることになり、4年越しの実現のはずだった。
業者は4月19日、発着場所の大仙公園内でガスを気球に充填し試験的に上空にあげていた。しかし8日、市博物館の職員が、気球がしぼんでいることに気づきガスがもれていることが判明。現時点で目視での異常は見つかっていない。ヘリウムガスは人体に無害で不燃性。ガスは軽く上空で飛散するため人への影響はない。「今後、原因究明するが運航のめどはたっていない」と、堺市。
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