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児童数の減少による統廃合で2018年3月に閉校した原山台東小学校の跡地について、堺市教育委員会は校舎や体育館を給食用物資などの配送拠点として活用し、残るグラウンド部分を民間業者に売却する方針を決めた。現在、地元と協議を行っており、早ければ22年度に一般競争入札で売却先を募る。
市教委によると現在、給食用の食材や物資は、桃山台の旧栂給食センター跡地から各小学校に配送されている。しかし、センター跡地は中学校用の給食センター用地となることが決まっており、建設工事の間、配送ができなくなる。このため、当面の間、原山台東小の校舎跡を代わりの配送センターとして使用することになった。
残りのグラウンドは住宅建設用地として売却。住宅用途以外に、特に条件を付ける予定はないという。売却面積は1万平方メートルほどの広さになるという。
学校跡地の活用については地元から、売却せずに市での活用を求める声や公園整備の要望などがあった。しかし、市として、近くに大きな公園があることなどから、売却して収入を確保することになった。
原山台東小は原山台小と統合され、18年4月に原山ひかり小が開校した。当初は旧原山台東小校舎を使用していたが、20年に、新しい校舎が旧原山台小跡地に完成し移転した。