泉ケ丘駅前は55.4万円
国土交通省が3月27日に公表した2024年1月1日現在の公示地価によると、大阪圏の住宅地では平均1・5%(変動率は1・6%)の上昇がみられ、3年連続の上昇となった。また、狭山タウン・金剛団地・金剛東の平均は坪当たり6千円上昇し、こちらも3年連続となった。
狭山タウンの標準地でみると、大野台が6千円上昇し、変動率は2・0%だった。大阪狭山市全体では、狭山2丁目、4丁目、池尻自由丘で9千円〜1万円上昇している。
富田林市では久野喜台、向陽台が1万円、津々山台が6千円それぞれ上昇したが、寺池台、藤沢台では動きがなかった。
商業地でみると、大阪圏の平均上昇率は5・1%(変動率は6%)で2年連続の上昇となった。
中百舌鳥駅前は31 万も高騰
堺東駅前に迫る
注目すべきは中百舌鳥駅前で、変動率が12・7%にのぼり、前年比で坪当たり31万3千円もハネ上がり。堺東駅前の地価に迫りつつある。
美原区平尾6.3%増
その他の商業地でみると、1年あまり前にららぽーと堺が出店した美原区平尾の変動率が6・3%と落ち着きつつある。昨年は13・7%だった。
※対前年変動率は当年価格から前年価格を引いた数字を前年価格で除し、100倍したもの。
公示地価 地価公示法に基づき国土交通省が標準的な地点(標準地)を選定し、毎年1月1日時点の価格を判定したもの。府内では1715地点が対象。土地取引や公共事業の補償算定などの基準になる。