[堺市南区]大蓮公園、南海が運営から撤退

投稿者 記者・ 横山

大蓮公園

マルシェやキャンプ場、各事業者が引き継ぐ

民間の資金と経営能力・技術力を活用し、公共施設などの維持管理・運営を行うPFI事業。2020年8月からPARK―PFI事業をスタートした大蓮公園(若松台)で民間の協力企業だった南海グループ公園管理団体(代表・南海不動産株式会社)が撤退を決め7月末、同公園のP―PFI制度による運営を終了する。同団体の管理の下で運営していたこれまでの店舗や事業者のサービスは引き続き継続される。

泉ケ丘駅から近く、日本を代表する建築家・槇文彦さんが設計を手がけた「旧泉北すえむら資料館」(16年閉館)を有する同公園。資料館の存続と新しい公園の形を生み出そうと5年間、堺市が南海グループ公園管理団体とタッグを組み、「大蓮公園・SUEプロジェクト」が始動。カフェ・私設図書館・キャンプサイトなどが整備された。

しかし、母体の南海不動産株式会社が撤退を決め、事業継続が打ち切りに。

同事業終了後も、公園入り口で開催されるマルシェや旧資料館でのカフェ、パンプトラック、キャンプサイトのサービスは各運営者が堺市泉北ニューデザイン推進室と協定書を締結し管理。27年、次期公募を行う。

資料館地下のカフェ 8月8日にリニューアル

また、旧すえむら資料館北館地下1階でカフェやレンタルスペースとして運営していた「space.SUEMURA」がリニューアル。住宅展示場だったくらしテラスが同空間になり、地下1階は「しょくじとカフェTABLEaHERBE」に生まれ変わりspace.SUEMURA創設4周年となる8月8日、リニューアルオープンする。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年7月24日)時点のものです。

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