記者・ 原
仁徳陵を上空から眺めるガス気球が５月に故障し、その原因を知ろうと本紙が公開請求した文書が非公開とされた問題で、８月、本紙は堺市長に不服を申し立てを行った。公開せよという本紙と、非公開だという言い分のどちらが妥当か判断を求めるためだ。
ところが、本紙と堺市の言い分を両方聞いて審査する部署は、非公開を決定した観光部観光企画課が担当する。処分しておきながら、その処分が妥当だったかどうか審査するわけだ。「２０１６年の行政不服審査法の改定による措置」と同課は説明するが、公平な審査が行われるかどうか疑問だ。
11月10日に本紙の意見を聞く場が設けられたため、当日は市の言い訳で具体的にされていない点について説明を求める。なお、結果がいつ出るのか、同課の担当者に聞いたが「分からない」とのことだった。
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記事中に掲載されている情報は掲載日（2023年11月2日）時点のものです。
