［堺市南区］櫻井神社で〝舞〞奉納・伝統を次世代へと願い込め

記者・浅利

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櫻井神社で11月11日４時から一般社団法人Ｒｅによる音と舞の奉納が行われた。一昨年のこの日に設立した同法人が、活動している地域の氏神様に感謝を込めて奉納したもので昨年に続いて２回目。国宝の拝殿を前に、夕暮れ時の境内で奉納が行われた。

白い衣装をまとった舞手たちは思いを舞で表現しようと、ある時は激しく、ある時はしなやかに一人ひとりの感性で舞う。上沼健二さん率いる「藍律衆(あいりつしゅう)」の弦楽器や打楽器カホンの調べにのって舞い踊った。朗読奉納もあり、同法人は「平和、健康、そして受け継がれた伝統を次世代につないでいけるように、との願いを込めて奉納しました」と語った。

昨年は途中で冷たい雨が降り出し、濡れながらの奉納だったが今年は晴天に恵まれた。夕暮れの境内は、涼やかな空気と不思議な感覚に満たされていた。