府営原山台3丁住宅の原山台3丁南自治会では、毎週水曜日を「ふれあいの日」として、同集会所を開放している。同住民限定。
1974年から50年が経った同住宅、490軒のうち住居者は約270軒に減っている。住民同士の交流が少なく、また高齢者の一人暮らしが増えている同住宅で、引きこもっている人が外へ出るきっかけとなればと、昨年6月から始まった取り組み。「触れ合いと温もりの輪を広げよう」と、同自治会会長の土師猛(はじたけし)さんが自治会役員と共に呼び掛けている。また同時に自治会だよりも2か月に1度発行し、全戸配布している。
「ふれあいの日」では、ラジオ体操や童謡唱歌の合唱、囲碁将棋、マージャンなどを実施。第3水曜日はランチの日として、お昼ご飯を食べながらより交流を深めようと今年1月から始めている。
しかし集まる人は10人程度。なかなか参加者が増えないと、役員は頭を悩ませている。さらに近隣イベントに一緒に行きませんかとお出かけの日を設定し自治会だよりで呼び掛け、住民どうしの交流を深める工夫も。
取材日の6月26日の参加者は、副会長の柿本幸(さち)子さんのほか、柿本さんに誘われて参加した松田スミ子さん、石川秀子さんのみ。柿本さんは「はらやま花のボランティア」のメンバーとしても活動し、花ボラメンバーと共に集会所前の花壇を新しく整備し、夏の花を植えた。「通りがかりの人の目にとまり、集会所に集まってもらえれば」と柿本さん。「どうしたら参加者が増えるのか、成功例を教えてください」と。
毎週水曜日1時〜5時(10時〜1時は女性限定)。
柿本さん090・4301・0022