［和泉市］古民家に多様な作品群　緑ケ丘の橋本さんらの２人展　アートギャラリー河野邸

記者・横山

アートギャラリー河野邸（和泉市内田町）で５月１日〜６日、「橋本由雄　ＰｉｔｔｏｒｅＦｅｌｉｃｅ２人展」が開かれた。

期間中約４００人もが訪れ、古民家ギャラリーでジャンルを超えたアートの世界を楽しんだ。

橋本さんは緑ケ丘在住で、久保惣創作教室・久保惣和泉野窯の主任講師。陶芸を中心に鉄や真しんちゅう鍮、布など幅広い素材で創作をし、後進の育成に力を入れマルチな活躍をする芸術家。

ＰｉｔｔｏｒｅＦｅｌｉｃｅさんは刺繍（ししゅう）作家。橋本さんが自宅で開催する造形を楽しむ教室「ｋｉｎｋｏｎ教室」に通っているなかで２人展が実現した。

「植物」をテーマにした同展覧会では、１００年の時を刻む古民家のギャラリーの壁一面に、橋本さんが鉄で制作した１輪ずつの花が50輪咲いた。イタリア語で「幸せな絵描き」という意味のアートネームを持つＰｉｔｔｏｒｅＦｅｌｉｃｅさんは、ガリ版刷りした紙に赤い刺繍糸で施した作品を展示するなど、オリジナリティーあふれた独自の世界を広げていた。