[大阪狭山市]皮革工芸に新しい境地 高杉惠子さんが個展

投稿者 記者・ 山本こ

皮革工芸作家の高杉さんと全て革でできた作品

パートナーを得て、新たな境地をひらいた皮革工芸作家の高杉惠子さん(71歳・河内長野市荘園町)の作品展が開催される。

高杉さんは32歳で皮革工芸作家に。45歳の時、皮革工芸の本場・イタリアのフィレンツェに単身で渡り、修業にまい進。その努力が認められ、ザルツブルクの「ジャパン・アートフェスティバル」でグランプリを受賞した他、世界中の選ばれた芸術家のみが展示を許される「アートインターナショナル・チューリッヒ選抜展」に毎年招へいされるなど、国際的評価も高い。

皮革工芸は、何百ものパーツに革を裁断・縫合するなど、大変な力仕事。小柄な高杉さんは長年の無理がたたり、体が悲鳴をあげるように。制作もままならず、前回18年の個展は「これが最後」と、内心思っていた。

ところが、3年前、田中聡一さんが弟子入り。体の負担になる作業をサポートしてくれるようになり、高杉さんは翼を得たように、再び制作に励んだ。創作できる喜びがそのまま作品に表現され、作風にも変化が。「また個展が開ける日が来るなんて」と、感無量の高杉さん。作家人生の第二章を謳おうか歌している。

「高杉惠子・皮革工芸展」は、5月13日〜18日、10時〜6時(最終日は4時まで)、ギャラリー美游館(西山台6丁目1番16号)で。高杉さんの作品30点の他、田中さん制作の革小物の展示・販売も。

問い合わせは美游館072・367・5650

Information

以下の情報は2023/10/12時点のものです

ギャラリー美游館(びゆうかん)

電話番号
072-367-5650
住所
大阪狭山市西山台6丁目1番16号

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営業時間
10:00~18:00
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年4月25日)時点のものです。

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