様々な技法、多彩なタッチを駆使し、千紫万紅な作品を生み出す画家・中島裕ひろ司しさん(河内長野市緑ケ丘南町)の個展が、西山台で開催される。
中島さんの絵との出会いは5歳の時。プロの画家から油絵を習い、絵と共に学生生活を送った。大学卒業後、高校の英語教師として勤めるも、絵への情熱は冷めず、休職して大阪芸術大学大学院へ進学。「芸術制作」で博士号を取得した。
中島さんの絵は、一つのスタイルに縛られない。あらゆる技法に精通し、特にテンペラと呼ばれる、顔料を卵で練って描く古典技法を得意とする。その活躍は多岐にわたり、堺市の総合病院の大壁画制作(アクリル画)や登録有形文化財・蟻あり通とおし神社本殿の板絵制作(日本画)、奈良県唐招提寺へのうちわ絵(色鉛筆画)揮き毫ごうの他、25年大阪・関西万博の誘致活動においては中島さんの抽象画が使用された。
また、東京大学との共同アートプロジェクトにも参加。コレ選展グランプリ賞を4度、独立展に4度入選、フランスのル・サロン展に2度入選、台湾の国立國こく父ふ紀念館での作品展開催など、国内外での評価も高い。
「中島裕司作品展」は、20日〜25日、10時〜6時(最終日は4時まで)、ギャラリー美游館(西山台6丁目1番16号)で。油彩・風景画を主に展示。南河内では初となる貴重な機会。
問い合わせは、美游館072・367・5650
Information
以下の情報は2024/10/10時点のものです
ギャラリー美游館(びゆうかん)
- 電話番号
- 072-367-5650
- 住所
- 大阪狭山市西山台6丁目1番16号
- 営業時間
- 10:00~18:00