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以前、ある財務省官僚が講演で「電波時計を買えば遅刻する人がいなくなるわけではない」と言っていた。最新システムを導入しても、改革への意識が伴わなければ無用の長物という意味だ。
4月に堺市立中学で、調査書の作成ミスが発覚したが、原因は「調査書作成ソフト」への入力ミスだという。おそらく作業効率化を図るために導入されたであろうソフトで、ミスが多発するようでは意味がない。市教委は原因を調査するそうだが、組織全体の意識に問題があるような気がする。
永藤英機市長は今年4月、自らデジタル改革の先頭に立つCDXOに就いた。最高責任者として事態をどう見ているのか。デジタルへの意識や知識が欠けているのは市教委だけではないと思うぞ。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年5月6日)時点のものです。