[堺市南区]90歳の演歌ギタリスト 宮山台の介護施設で演奏会

投稿者 記者・ 元村

ギター和泉さん

宮山台の「介護ステーションいろは」072・298・3977はアットホームな雰囲気が魅力で、窓から見える緑に癒され居心地の良い空間に暖かい光が差し込む。

5月18日、90歳の演歌ギタリスト泉敬三さん(堺市在住)が同施設で演奏した。泉さんは愛媛県宇和島市出身で、13歳の時にギターを覚え、20歳のころ大阪へやって来た。

60歳で路上デビュー

60歳でタクシー運転手を定年退職した後、自分が楽しく人に楽しんでもらうことをしたいとギター流しとして路上デビュー。

冬の間と雨の日以外はほぼ毎日、大阪・西成の路上で23年間、一斗缶に座りギターを演奏し続けた。

客の要望に応え、「路上カラオケ」の伴奏のギターを弾いてきたレパートリーは昭和30年代の演歌を中心に約120曲。自身の好きな曲は「無法松の一生」。
この日も聴衆のリクエストに応えてにこやかに演奏し、自ら歌う場面も。また同施設代表前山さんとギターと三線の即興演奏も行った。かつて客の中には泣きながら歌う人もいたそう。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年6月13日)時点のものです。

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