[堺市南区]茶山台団地 20〜40歳代の入居増える 新規では6割も

投稿者 記者・ 横山

ニコイチの住戸

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〝ニコイチ〞が人気

茶山台団地(茶山台1丁・2丁)に若い世代の入居者が増えている。住民の減少や高齢化を受け、運営する大阪府住宅供給公社が5年前から住まいのリノベーションやコミュニケーションの場などこれまで団地になかった取り組みをスタート。

過去5年の新規契約では20歳代が27%、30歳代が20%、40歳代が16%。約6割が若者世代の入居で全国からの注目度も高い。

同団地は、28棟926戸。9月末時点で93%の入居率だ。話題を集めた取り組みの1つは「ニコイチ」。隣り合う2住戸を1つにつなげ、約90平方メートルの広々とした空間を確保。室内のデザインは、若手建築デザイナーの提案によるコンペを実施しリノベーション。現在、総戸数25戸完備され、子育て世代に人気で、入れ替わりはあるものの常に満室状態だ。今年度は、隣の茶山台B団地に2戸、ニコイチが完成する予定。

ほかに、1室45平方メートルの限られたスペースを快適に暮らせるように若い世帯に合わせてリノベーションした「リノベ45」。また、入居後にDIYができ自分好みの住まい作りを楽しむ「つくろう家」では、5年前から148件の申し込みがあった。そのうち20歳代から40歳代までの申請が99件。2019年、同団地の一室に拠点となるDIY工房「DIYのいえ」がオープンした。

食やコミュニケーションの取り組みとしては2018年、同団地の一室にイートインもできる惣菜屋「丘の上の惣菜屋 やまわけキッチン」が開店。公社がNPO法人SEIN(サ イン)と連携し、食材にこだわった惣菜の小分け販売やリーズナブルな定食も提供。毎週月・火・金・土曜に営業している。

団地イノベーション事業の一環として、利用が減った集会所を再活用し、地域の持ち寄り本を集めて、再スタートした「茶山台としょかん」も。

10月16 日ニコイチで、若手クリエイターが創作活動で団地を盛り上げる『来たれクリエイター!プロジェクト』の一環として、大阪のポップアーティストによる室内壁面を用いたLIVEペイントが開催され盛況だった。公社では「常設的な取り組みのほかにも、不定期なイベントもさらに開いていきたい」と、話している。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年10月31日)時点のものです。

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