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費用1億は2800万円 遊具や展示の老朽化
泉ケ丘駅前のビッグバンが2024年度から3年をかけ老朽化した設備(未就学児向け遊具や宇宙展示など)を、最大1億2800万円をかけリニューアルする。休館することなく、工事は部分的に順次行う予定。
同館は21年に堺市が大阪府から譲渡(土地は無償貸付)されたが、竣工からすでに20年以上が経過していたため、建物や設備の老朽化がはじまっていた。引継ぎに際し、府が修繕費を負担したのは、消火設備などごく一部だった。
また、ビッグバン建設時に起債し、未償還のまま残っていた借金の一部840万円も市が負担した。
一億円超の指定管理料も
その後も屋外通路の修繕、空調設備や維持管理のための補修などで2千万円を超える修繕費がかかっている。当館運営のため指定管理料も市にとっては新たな負担だ。来年度以降3年間は年間あたり最大1億500万円がかかる。
ビッグバンは後背地の緑地と抱き合わせで府から譲渡された経緯があるが、元をたどれば近大医学部移転により、三原台の田園公園を市が近大に売却、代替公園用地を必要としていた事情がある。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年12月13日)時点のものです。