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昨年9月、大蓮池に架かる白鳥橋の下の下水管から汚水が漏れていた問題で、市上下水道局は「点検の方法を工夫していれば、もっと早く漏水を見つけられたかもしれない。反省している」と対応の甘さを認めた。市は、昨年1月から市民から「管から漏水している」との通報を受けていたにもかかわらず、市の点検では発見できず、9月になって
ようやく漏水を確認した。
上下水道局によると、昨年1月に通報を受け、南区内の下水道管の管理を担当する南部下水道サービスセンターが現地を確認したが、漏水を確認できなかったという。ところが、同じように市民から通報を受けた泉ヶ丘公園管理事務所では、水滴のようなものが漏れ出しているのを確認し、同センターにも通報していた。
同センターは、その後も月1回、現地を確認していたが漏水を確認できず、ドローンやカメラによる検査を検討していたが、新型コロナの影響で準備が遅れていたという。
その結果、9月に水滴が絶え間なく滴り落ちるようになるまで、漏水を確認することができなかった。
市が下水管を調べたところ、下水管の底の部分がところどころ錆びており、漏れていた部分には藻のようなものが生えていた。藻のようなものは管の他の場所でも確認された。これにつ幸浩参事は「藻の生えている部分で、以前から漏水していた可能性は否定できない。通常、下水管の底が腐食することはあまりなく、点検で詳しく調べていなか
った」としている。
来年に新しく敷設
市は来年、新たな下水管を敷設し、橋の下の下水管を撤去する予定。