記者・ 山本裕
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堺市と和泉市は、消防業務のうち、消防指令業務を共同運用していくことで協議を進めている。今年春にも実施計画をまとめ、パブリックコメントなどを経て、24年12月からの運用開始を目指す。
計画によると、運用開始後は、和泉消防本部の通信指令業務を堺市消防局に一本化。和泉市内からの119番通報はすべて堺市消防局が受けて対応を判断し、和泉市消防本部に指令を出す。
両市は共同運用に向けて２０２１年10月に協議会を設置。今年２月中にも実施計画案をまとめる。その後、今年６月にパブリックコメントを実施して実施計画を策定。23年度に堺市消防局の指令システムを改修し、和泉市消防本部が同市府中町に移転する24年12月から運用を開始する。
堺市消防局は現在、堺市内のほか、高石市、大阪狭山市を管轄。１本部９署１分署９出張所の体制。
一方、和泉市消防本部は１本部２署２分署体制で市内全域を管轄している。共同運用後は、通信指令業務の要員が必要なくなるが、要員配置などの体制は検討中だという。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2022年1月29日）時点のものです。
