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11月30日、特殊詐欺の被害防止に貢献したとして、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校1年大村香凛(かおり)さんと、日本管財株式会社南大阪営業所泉ヶ丘センタービル派遣隊(隊長森川岳英さん)に阿部署長から感謝状が贈られた。
10月28日夕方、大村さんは、塾に行く前に立ち寄った泉ヶ丘ちびっこ広場で、電子マネーカードを眺めながら携帯電話を操作する高齢男性を見かけた。以前から特殊詐欺については学んでいたため、男性の様子がおかしいと直感した大村さんは、しばらく様子を見ていたが状況が変わらないため詐欺を確信。
声をかけていいものか不安だったため巡回中の同社隊員である警備員に知らせ一緒に「詐欺ではないか」と声を掛けた。同時に、隊長の森川さんに連絡し近くの交番に同行した。
男性は「7億5千万円の遺産相続を受け取れるとのメールが来て、受け取るために電子マネーカードの購入を指示された」と話し、すでに購入後のカードの番号を犯人に送っていたが早期対応のため電子マネーカード会社から現金は返金され被害に遭わずに済んだ。
大村さんは「人を助けることが出来てうれしい。これからもためらわずに声を掛けていきたい」と。森川さんは、「日ごろから地域の皆さんと防犯活動を行ってきた成果をあげることが出来て喜ばしい。引き続き駅前を守っていきたい」と話した。
この模様は、関西テレビの夕方のニュースでも大きく取り上げられた。