［和泉市］スタントマンが交通事故を再現　光明台北小６年生が〝恐ろしさ〞学ぶ

11月21日、光明池自動車教習所で、株式会社ワーサルによるプロのスタントマンの実演で交通事故を再現し事故の悲惨さや恐ろしさを伝える「スケアード・ストレート」が行われた。恐怖を直視することで交通安全意識を高める教育手法。この日は光明台北小学校の６年生児童をはじめ、和泉市役所、和泉警察署、和泉市消防署などから多くの参加者が見学した。

まずはじめに、車の事故で一番多いとされる速度40キロで、ノーブレーキで自転車に衝突する場面を再現。ものすごい衝撃と共にぐちゃぐちゃになった自転車を目の当たりにし児童らは悲鳴をあげた。

次にスタントマンが自転車の悪い乗り方を実演し正しい乗り方を学んだ。また事故の起きやすいあらゆる場面を想定し、自転車が歩行者やベビーカーと接触する場面や自転車同士の接触、車と衝突するなど、スピードや衝撃は実際の事故と同じ状況で行なわれ、息を飲む実演が約１時間にわたり行われた。

「これはプロのスタントマンによる演技」とし「朝元気に話していた友達が夜には横たわって動かなくなっているという現実は想像を超える。自分のことに置き換えて恐怖を覚えて。事故は避けることは出来ないが、確率を下げるためには絶対に交通ルールを守って！」と強く呼び掛けた。