[和泉市]ため池をふれあい農園に 80区画を貸し出す 黒石町

投稿者 記者・ 西田

ふれあい農園

生活しやすく開発されていく中、一歩踏み入れると里山の風情あふれる景色が広がる和泉市黒石町。その黒石町に「鴨池ふれあい農園」がある。

以前は鴨池と呼ばれたため池で、黒石町にあるため池、通称「七つ池」の一つで地域の受益農地を潤す貴重な水源として機能していた。 平安時代に築造され、かつては土器生産のためにこの七つのため池が造られたと伝えられている。

地区内にある池の老朽化に伴い、ため池の改修が検討され、2001年にため池を管理する黒石水利組合と自治会組織である黒石町町会が一体となり「黒石地区ため池保全協議会」が発足。地域住民の参加によるオアシス整備がはじまり、協議を重ねて06年に農園が完成した。

今では貸し農園に生まれ変わり、80区画ある農園にたくさんの利用者が足を運んで農園を営み、憩いの場となっている。同協議会会長の佐々木規雄さんは「30代・40代の若い方の利用も増え、農園も活性化されてうれしい」と語る。

ため池とその周辺には、数多くの史跡が残されており、協議会では「歴史資源エリア」として地域の子どもたちに語り継がれている。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年11月17日)時点のものです。

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