記者・ 髙見
和泉市教育委員会は、文部科学省が実施した小学６年生と中学３年生の２０２３年度「全国学力・学習状況調査」（４月18日実施）結果を公表した。
和泉市の小６生平均正答率は国語62・４％、算数59・３％で国語、算数ともに全国平均より下回った。国語は「書くこと」、算数は「数と計算」、「図形の領域」に課題がみられる。
中３生は４年ぶりに英語のテストも今年度実施された。中３生の平均正答率は国語63・５％、数学43・２％、英語39・７％と全国平均より下回った。小６、中３どちらも記述問題での無回答率が高かった。
学習状況調査では、小６生は「将来の夢や目標を持っているか」の項目で肯定的回答が増加した。中３生では「学校の授業以外での勉強時間」の項目で「３時間以上勉強する」と回答した割合が全国より上回る一方、「全くしない」と回答した割合も小６生、中３生ともに全国より上回り、家庭学習時間の二極化が見られる。中３は授業以外でＰＣ・タブレットで学習する割合が全国平均より高かった。
市教委によると、21年度から市は市立学校の児童生徒全員に対し１人１台学習用端末を導入。昨年度からはＡＩドリルも導入し、授業だけでなく家庭学習でも積極的に活用する児童生徒が増えている。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2023年11月17日）時点のものです。
