記者・ 冨尾
張り詰めた静けさの中、正座の剣士達が目をつぶり精神を統一する。「礼に始まり、礼に終わる」の言葉どおり、礼儀正しい剣士達は「泉北清心館」のメンバー。同道場は、19年１月に設立し新檜尾台小学校で活動している。
小学生も大人も、同じ練習メニューで汗を流す。子どもの頑張る姿に心を打たれ、自らも防具を身に着け練習に励む保護者も多い。指導者は全て有段者で、実業団で活躍する人も。代表の堤昭子さんは、笑顔を絶やさず子どもと接し、優しく育むお母さんのよう。また常に規律ある態度で子ども達を導く稻葉貴則さんは、お父さん的存在だ。
取材日は道場内の試合が行われ、紅白戦や大声対決で競い合った。「面を打たれても痛くない」と笑うわんぱく二人組や、「つらいこともあるけど楽しい」とほほ笑む女の子。アニメ「鬼滅の刃」に憧れて入会した小学生は、大きな声のあいさつと良い姿勢がみんなのお手本になっていると先生に褒められたらしい。心と身体を鍛えて、試合でも普段の生活でも「一本！」
月曜夜７時〜８時15分・土曜夜７時〜８時半・日曜夕５時〜７時、新檜尾台小。月会費は小学生２千円・中学生以上千円。
西村さん０９０・８４６８・４４４０、senbokuseishinkan@gmail.com
記事中に掲載されている情報は掲載日（2024年1月29日）時点のものです。
