古民家再生協会は全国に拠点を持ち、各地域の調査やアンケート、空き家の対策などに取り組んでいるが、和泉市では約906棟(2020年調べ)もの空き家が存在している。
全国には約849万戸の空き家があるとされている。放置されると傷みも早く倒壊の恐れもあり、損害がなくとも所有者に損害賠償責任が発生する。また空き家の拡大が地域の利便性や魅力を下げてしまう。古民家再生協会南大阪理事長の中原啓ひろ尊たかさんは「南大阪には良材、高技術を使った空き家や古民家が多く残っています。それらを一つでも多く再生・利活用していきたい」と話す。
3月16日1時から3時には国登録有形文化財の旧吉村(寺西)家住宅で「手刻みワークショップ&古民家再生セミナー」が開催される。手刻みとはノミを使った昔ながらの大工仕事。体験会のあとは古民家の耐震や再生事例などの紹介も。
場所は、貝塚市西町12の7(駐車場・駐輪場はなし)。小学生以上の子どもの参加可。参加費無料。申し込み不要。先着10名。
問い合わせは全国古民家再生協会大阪第一支部、長井さん050・7559・2737まで。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年3月15日)時点のものです。