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和泉市立人権文化センター1階大会議室で、ハンセン病を生き抜いた泉北出身の近藤宏一さんの生き方やゆかりの方の話からハンセン病問題の課題を考える学習会を行う。
近藤さんは11歳で長島愛生園に収容され患者作業で赤痢の少年を看病し自らも罹患して視力を失う。
わずかに知覚が残る舌と唇を生かし1953年にハーモニカバンド「青い鳥楽団」を仲間とともに結成。園内外で音楽活動を行ったのち解散後も個人で活動を続け、2007年にハンセン病問題の啓発に貢献した人物に贈られる世界的なウェルズリー・ベイリー賞を受賞した。
当日のプログラムは、青い鳥楽団オマージュライブ「青い鳥のハモニカ」の上映・元青い鳥楽団メンバーの話・朗読劇「ぼくのハーモニカ」・近藤宏一さんの人生を教材化した「ぼくのハーモニカ」と回復者との20年の交流活動の紹介。
日時は16日1時半から3時半。定員100人。参加無料。申し込みは不要だが参加希望者は連絡を。また、22日まで1階人権資料室でハンセン病問題の概要や療養所の歴史、隔離政策の歴史をパネル展示している。
問い合わせ=人権資料室0725・47・1560
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年9月11日)時点のものです。