［和泉市］いぶき野小、今年度から障害理解の取り組み「ハートフルウィーク」

和泉市立いぶき野小学校が今年度から「ハートフルウィーク」（５月22日〜６月２日）と題した障害理解の取り組みを始めた。

いぶき野小学校ではこれまで主に４年生の授業で福祉について教わる形で学習してきた。しかし、ハートフルウィークは児童会を中心とした子ども達が自ら考えて学び、さらにその成果をみんなで共有する児童発信スタイルに。

初回の今年度は身の回りにある障害に関するマークの啓発に取り組むことを決めた。
児童会のメンバーがマークについて調べ、全学年が理解できる言葉で短い説明をつけたポスターを作成。初日にオンライン朝礼でポスターを全校生徒８５０人に向けて紹介した。
ポスターは期間中、昇降口の壁一面に掲示された。

児童会担当で通級指導教員の山田利香さんは「子ども達は登下校の時に立ち寄ったり、休み時間に見にきたりと、ちゃんと意識してくれています。障害があったり手助けが必要な人に関するマークを知ることで、色んな人がいることを知り、自分も人も大切にできるようになれば」と語った。

校長の戸出克彦さんは「取り組みをきっかけに子ども達が何かを感じ、『こうしてみたらどうかな？』と自分で考えて行動できるようになってくれればと思います。他者を思いやり、自分の出来ることを自然にする、そういう学校作りを目指しています」と語った。