12年間続いていた府立農芸高校の食品加工科製菓食品専攻が運営する高校生1日カフェ「カフェヴェール」が昨年12月17日、槇塚台レストランでの開催を最後に惜しまれながら幕を下ろした。
高校生がメニュー開発から調理、カフェ運営、サーブまですべて行うカフェは開店前には行列ができ、働く先輩の姿を見て同校を志望する生徒たちを生み出すほどの人気だった。
再生が課題となっている泉北ニュータウンに憩いの空間を作ろうと高校生たちが工夫を凝らし不定期に開店してきた。
最終回となったカフェには100人以上の客が訪れ、寒いなか外で入店を待つ人も。訪れた人たちは、高校生が手作りした本格的スイーツやドリップコーヒー、焼きたてパンに舌鼓を打ち、交流を楽しんだ。
指導教諭が今年度同校内で異動となり継続ができなくなった同カフェ。別れを惜しむ人たちで、用意したメニューは売り切れとなった。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年2月16日)時点のものです。