今年は日本モンゴル文化交流取極締結50周年。両国で記念行事が多数行われ、日本ではモンゴル映画「TORIO」の全国上映が予定されている。泉北でもビッグアイで6月に上映予定のため、実行委員会を立ち上げ、委員を募集する。
モンゴルで2021年に公開され、22年度の「国際タイ映画祭」でトップ30作品に選出された「TORIO」。ダウン症の主人公を通して、親子の愛情や母の献身、差別、人の生き死になどが淡々と描かれる。セリフが少ないため、モンゴルの厳しくも美しい自然と存在感のある音楽が、より一層静かに強烈に観客に訴えかける佳作。音楽は22年に来日したモンゴル国立馬頭琴交響楽団が演奏している。
昨年7月に、モンゴル国文化大使の佐藤紀子さんをはじめ泉北馬頭琴演奏会実行委員などがモンゴルを訪れた際、同映画を鑑賞。全員が感動し、日本での上映を実現しようと考えた。「モンゴルの文化なども多く描かれており、モンゴル理解の一助となるはずです。またダウン症の人々の居場所が広がるきっかけやハンディキャップについての理解を深めるきっかけになればと願っています」と佐藤さん。
ビッグアイで27日
第1回目の実行委員会は27日1時からビッグアイで。
問い合わせは実行委員まで。北ノ間さん090・9705・1039、小川さん072・299・3411、さらがい090・5126・8831
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