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モンゴル国文化大使の佐藤紀子さん(宮山台1丁・80歳)が、モンゴル日本外交関係樹立50周年を記念して『風の虜になって-モンゴルと私』を出版した。
1990年から30年間で230回もモンゴルを訪れ、緑化活動や環境保全、公衆衛生や教育の向上、日本との文化交流に尽力してきた佐藤さん。楽団設立30周年を迎えた国立馬頭琴交響楽団の支援や、楽団員から「お母さん」と慕われ、深い絆で結ばれた交流についても記されている。そして旧満州からの引き揚げ体験や子ども時代、家族のことも。また、題名にもなっているが、初めてモンゴルに降り立った時に感動し虜になった涼やかでかぐわしい風や自然のことも。その風が感じられるような広大な草原の写真や、折々の現地での写真も多数掲載。「日本人から見たモンゴルの激動の時代を残してほしい」と依頼され、当時のメモ書きを取りまとめた。「いろいろな人との出会いや縁を感じています」と。
『風の虜になって-モンゴルと私』は279ページ、定価1600円+税・竹林館から発行。アマゾンなどのオンラインショップや全国の書店で販売中。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年3月9日)時点のものです。