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6月4日に実施された堺市長選挙で候補者から選挙管理委員会に提出された選挙運動費用収支報告書によると、当選した永藤英機市長が選挙運動と立候補準備のために支出した総額はおよそ517万円だった。
収入は堺政治研究会(政治団体)や大阪維新の会からの寄付が約419万円で、このうち政党の寄付は選挙事務所や事務所内備品および駐車場の賃借料などの無償提供分で69万円程度。
目を引くのは車上運動員の報酬で、14日間の選挙期間中に84万円を支出。車上運動員1人当たりの1日の報酬上限額1万5千円で割ると延べ56日分にあたる。
一方、野村友昭候補が選挙運動と立候補準備のために支出した総額はおよそ707万円だった。収入は「夢・希望・堺」(政治団体)からの寄付がおよそ555万円。このうち事務所や駐車場の賃借料、および事務所内機材のレンタル料などの無償提供分が約136万円にのぼった。
車上運動員の報酬総額は14日間で42万円、延べ28日分で永藤氏の半分だった。その代わり永藤氏にはなかった動画撮影の編集やウェブ構築に合わせて180万円余りを支出し、弁当代も約33万円にのぼった。
なお、公費からの支出は別表のとおり(選挙運動用はがきの郵送料を除く)。永藤氏の燃料代が0となっているのは、選管に届け出た給油所で給油できず、公費支給の対象から外れたためだった。