記者・ 原
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駆除イベント検討 学校向け予算130万確保
３月議会で南区選出の小堀清次議員（創志会・高倉台）からクビアカツヤカミキリによる桜の食害対策で庁内の横断的体制を求める要望が出されたが、その後の進捗はどうなっているのか。
議会質問から約１か月後の４月２日、新たに環境共生課長に就いた藤田謙治氏に聞いた。
藤田課長によると、３月22日にクビアカに関係する部署の（公園監理、土木監理、学校管理、幼保運営、農水産、農業土木）の課長らが集まり今後の取り組みやスケジュールを相互確認したという。各課の取り組みは次のとおり。
環境共生課
成虫が飛び始める時期に駆除イベントを実施▷広報さかい６月号で啓発記事、イベント情報を発信▷市のホームページ上でクビアカの生息域を詳報し、被害状況を発信▷自治会へ啓発リーフレットの回覧依頼。
公園監理課
クビアカ対策に特化した予算を南区だけで６９０万円確保▷あらたに桜１３００本に防除ネットを張る。
道路沿いの桜点検
南部地域整備事務所（土木監理）
▷管轄内の道路沿いの緑地帯に植えられたすべての桜を点検▷被害樹木への薬剤注入、防除ネットの対策強化。 学校管理課 ▷害虫対策費として１３０万円確保（市全体。蜂やゴキブリなど含む）▷さらに追加できないか既存の財源枠内で精査中。
幼保運営課
▷２０２０年から16ある子ども園から報告を徹底▷報告あれば同課が業者に委託し駆除を実施。
農水産課
▷４月３日現在、農家から被害報告なし▷ＪＡを通じてクビアカ情報を共有▷フォレストガーデン内バラ科植物も現時点で被害なし▷今後も注意を払っていく。
農業土木課
▷市民から黒風呂池（庭代台のため池）の桜に被害が出ていると通報あり▷ほかの溜め池も調査予定。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2024年4月27日）時点のものです。
