1月中頃、南区内の高齢女性宅に、警視庁の警察官をかたる人物が電話をかけ、「あなたの口座が投資詐欺に利用されている。このままではあなたも共犯者になる。預金を確認させてほしい」などと言ったもの。
3月末までに何度も携帯電話でやり取りをして信用させ、「ネット銀行の口座を作り、お金を入れてください」などと言われた女性は、犯人に誘導され、指示に従って、スマートフォンでネット銀行の口座を作り、指示された口座に現金850万円を振り込まされた。
このように、スマートフォンを使ってネット銀行に口座を作るように誘導し、指定口座にお金を振り込ませる特殊詐欺の手口が増加中。スマートフォンが扱える高齢者はとくに注意が必要。犯人はあらゆる手段でお金をだまし取ろうとする。今年は、還付金詐欺の手口も多い傾向で、アポ電も多発している。
警察官が電話でお金の話をすることは絶対にない。「不審な電話、お金の話の電話がかかってきた際は、必ず一旦電話を切り家族や友人、警察などに相談や確認をしてほしい」と同署刑事課。
海外からの電話も注意
また、犯人は海外から電話をかけてくることが多いため、海外からの電話が不要な場合は、国際電話の休止の手続きができる。南堺署では申請書を常備し手続きを行ってもらえる。
詳細は、南堺署072・291・1234