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6月20日、大阪狭山消防署は、危険物安全月間中の取り組みとして、狭山水みらいセンター(大阪狭山市東池尻6丁目)で、事業所と一体となり危険物の安全管理における自主保安体制の充実強化を推進するため、同施設職員との合同訓練を行った。
送油管から漏洩
訓練は、同センター前処理棟で、危険物(A重油)を貯留している地下タンクから屋上に設置されている小タンクへの送油配管接続部からA重油が漏洩、高温となっている自家発電設備のダクト底部に引火して火災が発生。施設職員が119番通報し初期消火活動を行うが、火勢が強く消火困難な状況となり、管理棟内にいる全職員が屋外に避難する、という想定で行なわれた。
消防署の消防隊が到着し、初期消火中に負傷し逃げ遅れた職員1名(ダミー人形)を救出、屋上の火点にむかい消火活動を行った。施設職員からの詳細な情報伝達を受け、消防隊指揮者の的確な指示、消防隊員の迅速な人命救助や消火活動が行われ、お互いに連携のとれた訓練が行われた。
後の講評で同管理センター長は「大変有意義な訓練だった。今後に生かしたい」と話した。訓練終了後、消防署職員指導の下、屋内消火栓および水消火器を使用した施設職員による消火訓練も行われた。