[堺市南区]オンデマンドバス11地区で運行 10月から来年1月期間限定

投稿者 記者・ 髙見

AI(人工知能)を活用した「南海オンデマンドバス」が期間限定(10月1日〜来年1月31日)で運行される。2回目となる実証事業で南海電鉄、南海バス、J:COM、堺市がタッグを組む。オンデマンドバスとは予約型の乗合バス。時刻表や定まった経路がなく、予約状況に応じてAIが最適経路を計算し運行する。

運行エリアは11地区50停留所(光明池駅、栂・美木多駅、泉ケ丘駅を含む)と前回より大幅に拡大。要望に応えて泉北2号線沿いの停留所も増設した。ワンボックス車両なので運転手が乗客に目配りができることも安心して利用できるポイント。「シニア世代だけでなく、妊婦さんや乳幼児を連れた人、習い事に通う子どもなど幅広い世代で利用してもらえたら」と担当者。

10月1日運行初日は「お試し乗車DAY」で1人2回まで乗車が無料になる。ただし秋祭りの試験曳きのため一部停留所は利用不可。

利用相談会開く

出入り自由の「オンデマンドバス利用相談会」を▽南区役所2階会議室25日・28日は10時〜12時。26日・30日2時~5時、10月1日10時〜5時▽泉ヶ丘センタービル4階第7集会所27日・29日・30日10時〜12時で開催。参加の上アプリをその場でインストールすると運賃100円割引券10枚を進呈。

運賃1回300円。光明池駅から泉ケ丘駅までといった駅間の利用は不可。

予約はアプリ(18日以降)または電話(10月1日から)080・2423・0972

利用者には泉ヶ丘ひろば専門店街、極楽湯堺泉北店、ウエルシア堺大庭寺1号店で特典あり。全国初の試みとして、万歩計アプリ「へるすまーと泉北」で貯めたポイントを運賃に利用できる。

前回結果 9割以上が「外出機会増」

前回のAIオンデマンドバス実証事業は今年1月から約2か月間実施された。 利用総数は861人(1日平均14・4人)で、約6割がweb予約を利用していた。

70代の利用者が多く、利用者を対象としたアンケートでは、「オンデマンドバスがあると外出機会は増える」に約96%が「思う」と回答。「予約システムの使いやすさ」は約76%が「満足・やや満足」で、「オンデマンドバスの総合的な満足度」は90%を超える人が「満足・やや満足」と回答した。

今回からはアプリも導入

今回の実証事業ではもっと気軽に利用できるよう専用アプリを導入。アプリからバスの走行位置を確認することができるなど、より高い利便性を期待できる。

 

オンデマンドバスHPのQR
オンデマンドバス公式サイト

関連記事
堺市と企業等の共同体「SENBOKUスマートシティコンソーシアム」が1周年 ICT活動を推進(2023.7.12)
[堺市南区]完全予約制、オンデマンドバス運行 泉ケ丘〜光明池にも停留所(2022.12.21)

記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年9月13日)時点のものです。

泉北・金剛さやまコミュニティでは、新しいお店の情報や季節の移り変わりなど、いろいろな情報を募集しています。
投稿・情報提供いただき、採用された方から抽選でプレゼントを進呈しています。お気軽に投稿してください。

広告
最新情報をチェックしよう!