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泉北ニュータウンの3月末時点での39歳以下の人口は、全体の30.3%だった。市はニュータウン地域の活性化に向けて、若い世代の人口増を図り、39歳以下の人口比率の低下に歯止めをかけることを目標に掲げているが、目標達成には厳しい状況が続いている。
堺市が3月31日付で公表した区域別年齢人口によると、泉北ニュータウン全体の人口は11万5704人で、39歳以下の人口は3万5092人。全体の構成比は30.3%で、20年12月末の31.0%を0.7ポイント下回った。
堺市は泉北ニュータウンへの若年世代の流入を図っており、2030年の39歳以下の人口割合を、現在の推計値28.8%を1ポイント上回る29.8%にとどめることを目標にしている。
しかし、1年あまりで0.7ポイント下がったうえ、目標まで0.5ポイントしかなく目標達成には、若年世代の流入を図る相当な政策が求められそうだ。
地区別にみると、39歳以下の人口の割合が最も低いのが泉ヶ丘地区で29.7%。最も高いのが光明池地区で31.5%、栂地区は30.4%だった。
住区別で見ると、最も割合が高かったのは城山台で34.8%、次いで34.2%の宮山台、33.6%の鴨谷台だった。最も低いのは24.5%の竹城台で、26.0%の槇塚台、28.2%の高倉台の順だった。