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原山公園の再整備や商業施設などの開設で活性化が期待される栂・美木多駅前で、堺市による駅前広場の再整備工事が始まった。現在は北側広場の一部の工事が行われており、来年から工事が本格化していく。駅南側(トナリエ側)をバスやタクシーの公共交通機関向け、北側(南区役所側)を一般車両向けと、機能を振り分ける予定で23年度末に完成する予定。
計画によると駅南側は主に公共機関向けとし、バスやタクシーの乗り場を再整備する。一方、北側はマイカーの送迎スペースや有料駐車場を設けて市民らに利用してもらい、一部をバスの待機場所やタクシー乗り場とする。また、歩行者の利便性向上やバリアフリー化のため、駅通路に向かうためのエレベーターを設置する。
工事は北側広場の南区役所に向かう歩道から進められ、22年から本格的な整備工事に着手。南側広場は23年1月頃から着手し、全体の完成は24年3月末を予定している。
現在、駅前にはマイカーが駐停車する場所はないが、送迎の一般車両が南側広場に進入し、バスの発着やタクシーの乗り降りの妨げになるなど、車両の混雑緩和が課題となっていた。
このため、市は4年前から駅前広場の再編の検討をはじめ、大阪府警や南海バス、タクシー事業者らとも協議を重ねてきていた。