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「堺市と学校法人近畿大学との包括連携協定締結式」が12月11日、近畿大学医学部・近畿大学病院の移転工事が進んでいる現地(三原台1丁)で執り行われた。
式典には、同大学理事長の世耕弘成(ひろしげ)さん、堺市長の永藤英機さん、同大病院長の東田有智(ゆうぢ)さんなど関係者が列席。世耕理事長と永藤市長が協定書締結に署名。協定概要などが説明された。
三原台に移転が決まった同大医学部と新病院は2025年7月完成をめざし現在、整地がスタート。式典では、泉北ニュータウンを象徴する緑道を生かし病院や医学部の建物を囲わず地域の人たちが自由に往来もできるようにすることや、6メートルの幅に新設されるくぬぎ橋にはエレベーターを設置。駅から病院までの同線には屋根も新設されることが発表された。
永藤市長は「街開き55年になる泉北ニュータウンは時代の移り変わりとともの課題はあるが緑が多く魅力的な街。連携により地域の健康寿命の延伸、さまざまな企業誘致などの協力をしてもらえたら」とあいさつ。
世耕理事長は「新病院は大阪南部の生活の役に立つ病院という目標を掲げています。堺市と連携することで地域の問題に正面から挑んでいきます。また、本学で新設された情報学部のノウハウでスマートシティの貢献もしていきたい」と話した。