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富田林市では21年4月に若者が活躍できるまちづくりを推進する「若者条例」が施行され、若者(第2条よりおおむね16歳〜30歳)が市政などに参画する「若者会議」を創設。まちづくりの提案施策を市長に報告する。条例では必要に応じて施策の策定又は財政上の措置を講ずると明文化。全国的にも珍しい取り組みだ。
この程、同会議で提案された施策の一つ「ウォールアート」の製作が実現。11 月3日に金剛東中央公園で「ミューラル完成記念イベント」が開催された。ミューラルとは「壁画」を意味し、金剛東中央公園の象徴ともなるべく大きなミューラルが完成。富田林市に新しいシンボルが誕生した。
今回、作品を手掛けたのは、世界中で活躍するアーティスト・チチフリークさん(ブラジル出身)。ミューラルプロデュースを主軸事業とするWALL SHARE㈱の協力の下、若者会議のメンバーは壁画のテーマ「Overthe moon 縁あるまち」をチチフリークさんに伝え、制作を依頼。「訪れた人が幸せな気持ちになって、色々な縁が生まれてほしい」との思いを込めた。実行委員長の大竹倫太郎さん(大学3回生)は「今回の企画を通じ、人との出会いのすばらしさを感じた。今日はたくさんの親子連れの方が来てくれて本当にうれしい」と。
除幕式の後は、チチフリークさんと参加型ライブペイントも。参加した子どもたちは、壁面に思い思いの絵を描きこちらもまた公園のシンボルとなるにちがいない。