この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
10月29日、観心寺近くの金剛山山麓で、「OSAKA WOOD TOUR /身近な森の知らない世界を覗いてみよう」が開催された。このイベントは、大阪市内の製材会社に勤める出口庸平さん(44歳・東くみの木)が、地域で生産される木材の魅力をもっと知って欲しいと企画。多くの親子連れが参加した。
林業従事者の案内で、森を探検したり、木と木の間をワイヤーで渡してジップラインで遊んだり、木登りや実際に木材を伐採したりと、盛りだくさんの内容に、子ども達だけでなく、大人も夢中に。あちこちから歓声が山々に響いた。
その後、スターバックスコーヒー河内長野高向店(高向825-1)を見学。同店では、河内長野周辺で生産される材木『おおさか河内材』を内外装や家具に使用。店内では、植林のための杉の苗木も育てているなど、山から木材がどのように切り出され、使われているのか、また木材が切り出された山が再び育てられる過程などを体験できた一日となった。
参加者らは「楽しかった」「また参加したい」と、笑顔で答えた。出口さんは、「木材が生み出される現場を知ってもらうことで、木材をより身近に感じて欲しい」と。昨今、安い外国材や人手不足で厳しい状況にあると言われる日本の林業であるが、「イベントを通じて、日本の木材の良さを見直してもらえたら」とも。今後もイベントを続ける予定。