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泉ケ丘駅前地区への移転を計画している近畿大学医学部が、学部と近大病院の移転時期を約1年半延期して2025年11月にすると発表した。近大は昨年にも新型コロナウイルスや旧府営住宅の解体工事の遅れなどによって移転時期を1年延期しており、これで延期は2度目となる。
近大の移転予定地は泉ヶ丘プールや府営住宅の跡地で、現在は建物の撤去が終わり、整地など着工に向けた準備が行われている。
近大医学部によると、今年10月から本体工事に着工する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によって病院では重症患者の入院受け入れに追われて工事の施工業者選定に時間がかかってしまい、移転時期を先延ばしにすることになったという。
実施設計と建設工事を行う業者の選定は既に終わり、病院施設は大林組、医学部施設はフジタ・南海辰村建設の共同企業体(JV)が受注することに決まった。今後、実施設計に着手し、22 年5月頃の着工を予定している。
新しい緑道は12月からOK
また、堺市泉北ニューデザイン室によると、10 月からの着工に合わせて、現在の緑道は新しい緑道に切り替わる予定だったが、メインの緑道は来年5月頃まで利用できるようになった。新しい緑道も今年12月ごろには利用できる予定。
病院移転の時期は当初23年春だったが、昨年、建設予定地の府営住宅跡地で、解体中の住宅建物からアスベストが見つかり、除去に時間を要したことから移転時期を1年延期し、24年4月にずれ込んでいた。今回、再び移転時期が延期となったが、移転予定の25年は近大創設100周年にあたる。
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