皿谷（さらがい）
やんごとなき仁徳天皇陵を上空から見下ろそうとした、世にも不思議な気球事故。気球を飛ばす直前に、事故が発生し再開のメドが立たないと言う。犯人はネズミがかじったのか誰かの陰謀か、本紙が原因を公表するよう申請した。すると堺市観光企画課が「メーカーが公表を拒んでいる」と変な回答をした。
そして「報告書を公表すれば市民に誤解を招き、事業実施が困難になる」と、さらに変な回答をした。ホンマかいなあ、と審査請求をした。メーカーや当局とは無関係な中立の第三者による審査結果を期待したからだ。だが結果が出る直前に、静観していた永藤市長が突然、三流紙を除く一流紙だけに「記者レク」を実施。他社の調査で原因が特定出来ないので、事業を再開すると、一転させた。
なぜメーカーの報告書を公開しなかったのか。なぜ運悪く（良く）メーカーが清算してダメになったのか。なぜ第三者の審査結果を待たずに、市長が再開を表明したのか。いろんな分からずじまいで、まさに〝世にも不思議な気球事故〞でした。再開時期は未定だ。今後も事故が起きたら、第三者の審査結果を待つ気かな。
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記事中に掲載されている情報は掲載日（2024年4月1日）時点のものです。
