泉北の桜がクビアカの食害で枯死寸前の危機に陥っている。
堺市は新年度予算に、わずか690万円を泉ヶ丘公園事務所の駆除費として計上。泉北の緑地は全市緑地の60%を占める広さなのに、余りにも少なすぎる。同事務所が自分らの空調設備として1千万円超を泉北丘陵の整備基金からつまみ食いしたよりも、安い!被害は泉ヶ丘地区〜栂地区全域だ。抜本的駆除が出来るのだろうか。手を抜けば光明池地区にも波及する。各部局が予算配分の即得権を固執して、融通が効かんのだろう。さらに業務の縄張り意識も強く、公園協会ですら駆除の応援に消極的だ。
堺市は閉塞(へいそく)感がいっぱいだ。効率のよい行政サービスを住民に提供すべき組織が、内向きになって臨機応変が効かない。人事も年功序列で罰則も有名無実。機能集団が共同体化すると、どうなるか。堺屋太一氏のベストセラー『組織の盛衰』を読めば分かる。
クビアカは初夏に幼虫が飛び出し、さらに各地の桜や梅を食い荒らす。そこで私案!クビアカを1匹捕えると千円出す、と住民に呼びかけてはどうか。ヒマ人や子どもが興味と関心で効果テキメンだと思う。
このコラムは個人の想いを綴っています。弊社の方針・見解ではありません。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年4月23日)時点のものです。