[堺市]インバウンド誘客事業、昨年度に続き公民連携で失敗 ツアーの申し込みは0人

投稿者 記者・ 原

インバウンド

※画像はイメージです。

堺市が公民連携事業として実施したインバウンド(外国人観光客)誘客事業が、2年連続の失策に終わっていたことが公文書公開請求で分かった。

24年度に補助金300万円

市は2024年度、体験型観光コンテンツの企画等でWILLER ACROSS社(東京都中央区)と連携。同社に300万円の事業補助を行ったが、W社企画の体験型ツアーに申し込んだのは1名のみだった。

W社はその後、インバウンドのニーズを把握するため、アンケート実施が必要として、無料や1割負担など破格のツアー料金で客を募り、市が想定した参加人数80人をはるかに下回る10名をやっと集めるにとどまった。

本紙は公民連携の失策として記事にしたが、政策企画部公民連携課は、「これで終わりではない。2年目以降も連携し、インバウンド誘客策を企画していく」と25年度以降の挽回を口にしていた。

ところが、ふたを開けてみると、25年度のW社企画「堺刃物体験ツアー」の申し込みはゼロであることが分かった。

それもそのはず、ツアーはすでにある企画の焼き直しで、料金設定も既成商品が2万6千円(通訳付き)であるのに対し、W社の設定は3万6千円(同、レンタサイクル付き)と法外な設定だった。

なぜ、こんな料金設定になったのか。観光推進課に聞くと「料金についてはW社から相談されてない」と回答した。料金設定というツアー企画の基本的事項ですら、市と事業者はすり合わせを行っていなかったのだ。これを連携事業と呼べるのか。

W社は自社ホームページに堺市との連携を画像付きでアピール(3月10日現在)しているが、実績については触れていない。実態を知らない人が見れば、行政のお墨付きが目立つ格好だ。

なお、W社を公民連携事業として採択した庁内委員会の委員長は、花家薫政策企画部理事。委員は谷口敏美行政部長、上田智仁財政部長、古谷貴紀市民生活部長、橋本隆之産業戦略部長。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2026年3月25日)時点のものです。

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