遊具やすべり台設置 窯跡の歴史学べる広場も
ビッグバン南側の泉ヶ丘公園(茶山台1丁)の整備工事がスタートしている。
堺市は2021年3月に策定した「堺市基本計画2025」で今年度に達成すべき指標の一つに、ビッグバンと泉ヶ丘公園を一体的に活用し、子どもが創造的に遊び・学び・愉たのしめる拠点を整備することで子育て環境の充実を図ることを掲げている。27年3月完成予定。
同公園は泉ケ丘駅南側に広がる5・5ヘクタールの広大な敷地。その中に公園全体の周遊が可能な「園路」を新設。アスレチックやすべり台など起伏や既存樹木を活用した遊具を設ける「冒険の森」、普段体験できない自然の中での遊びや子どもが自由に体を動かせる場「ちょっとバン」、里山の生態系の観察、自然の大切さや豊かさを体感できる場「ふれあいの森」を整備。さらに、多目的に利用できる広場や遊具、ベンチなどを備え、窯跡という歴史的資源を継承する場「すえむら(陶邑)広場」が設けられる予定だ。
また、ビッグバンでも改修工事が実施されている。
一体運営の意義を同市は、ビッグバンでは「宇宙」をテーマに、本物の宇宙技術の紹介やJAXAなどの宇宙関連団体と連携した取り組みを進め、泉ヶ丘公園では「地球環境」をテーマに自然環境や地形、百舌鳥古墳群に関連する歴史的資源を生かしたフィールドワークや遊びの機会の提供を計画している。