［堺市南区］幼い頃の郷愁を描く　深阪在住の絵本作家Ｈ＠Ｌさん、泉ヶ丘に魅せられる

記者・横山

泉ヶ丘の街並みなどを描き続け、数々の受賞作がある画家で絵本作家のＨ＠Ｌ（浦田晴之）さん＝深阪在住＝の個展が４月９日〜21日、大蓮公園内のspace.SUEMURA（スペース　スエムラ）で開催された。
連日多くの人たちが訪れ、明るい色彩で描かれる自由奔放な大小の作品や絵本に魅了されていた。

２歳の頃から絵を描くことが好きだったＨ＠Ｌさん。
大阪芸術大学を卒業後、数々の美術展で賞を受賞。２００２年、「雪梁舎フィレンツェ賞展」で大賞に輝きイタリアで研さんを積んできた。
帰国後、泉北にアトリエを構えフリーのアーティストとして活動するなかで、府立泉北高等支援学校（原山台）の常勤講師として勤めていた経歴も。
08年、初めての絵本作品「モイモイのポッケ」がニッサン童話と絵本のグランプリ絵本部門大賞を獲得し絵本作家デビュー。同作出版後、５冊の絵本を誕生させてきた。

幼少期の心象風景を作品に投影させ作品を多く生み出すＨ＠Ｌさん。
一番思い出に残る風景は小学校高学年の時、住んでいた泉大津から自転車で泉ヶ丘プールにきた時の風景。それ以来、団地と緑道のある泉ヶ丘の街並みが大好きで「ずっとこの風景を描き続けていきたい」と。そして作品で街に貢献していきたいとも。