はつが野1・2丁目自治会では、自治会離れを懸念し、2023年に独自で自治会アプリを開発し導入した。会員世帯の90%超にアプリのインストールが済み、デジタル運営が本格的にスタートした。
自治会からの連絡やイベント情報もアプリで閲覧が可能に。また自治会離れの原因の一つに役員の負担が重く感じられているという問題点に対して、最も大変な自治会費徴収については85%の世帯がデジタル納付をしており、現金をほぼ扱わない集金体制ができた。
また、災害時には安否確認がアプリでできる機能もあり、無事か救援を求めているのかや、現在自宅か外出先なのかという自分自身や家族の安否状況の報告ができる。いざという時に地域で支え合えるアイデアが詰まっているアプリだ。
はつが野では在宅避難を基本方針に捉え、災害時には支援などの必要な情報提供を自治会からアプリを通じて通知し連絡を行う。わからないことなどがあれば質問箱もあり不安のないよう自治会員同士でサポートし合えるようになっている。
この機能の訓練として3月10日正午には安否確認訓練が実施された。
また、アプリでの安否連絡のほかに玄関先に自治会で用意した「無事ですてぬぐい」をかける。アプリで全世帯の状況を把握するだけでなく、目で見てわかるシステムも導入している。停電時には自治会員向けに自治会館の太陽光で得られた電力も開放されるため、通信手段として大切なスマートフォンの充電なども安心してできる。
災害時に強い自治会を目指し加入を呼び掛けている。3月31日まで紹介キャンペーンも実施していて、紹介者と新規会員の方への特典も。詳しくは、はつがの1・2丁目自治会まで。
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