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大阪狭山を拠点に、口笛奏者として活躍する儀間太久実(ぎまたくみ)さん(35歳・くみの木)。
10歳の頃、兄が口笛を吹いているのを見て、「人間の体からこんな音が出るのか」と衝撃を受け、口笛に夢中になった。
中学では、周囲の人から「すごい!」と喜んでもらえるのがうれしく、独学で口笛を追究し続けた。高校の時、中学の時の先生から「コンクールに出てみたらどうか」との手紙をもらい、高校3年生で「全日本口笛音楽コンクール」に出場。見事、準グランプリを受賞した。
翌2007年、アメリカで行われた国際口笛コンクール「インターナショナル・ウィスラーズ・コンベンション」ティーンの部で、ポピュラー・クラシック部門ともに第1位を獲得。日本人初の総合優勝を果たし、テレビやCMなどから出演依頼が殺到した。「おおさか国際口笛コンクール」でも最優秀賞を受賞し、CDアルバム「Re-start」もリリース。Newsweekで「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた。
全国的な活躍をしながらも、拠点は大阪狭山。「狭山に生まれ育って、狭山を愛している。地域に貢献していきたい」と、地域のイベントなどでも口笛を披露。口笛の概念を打ち破る、自在で美しい音色は必聴。
YouTubeチャンネル『口笛吹き儀間太久実』では、自らの演奏の他、専門的な理論や技術なども分かりやすく配信中。