府営御池台2丁住宅の空き室を活用した高齢者等の交流活動拠点「ふれあいサロンひなた」が、3月27日をもって閉店した。常連の近隣住民が集まり、最後の日を惜しんだ。
同サロンは20年1月から毎週水曜日に開かれ、高齢者の憩いの場となっていた。
集約事業が始まっている同住宅ではほとんどの住民が移転し、残された高齢者のために「NPO法人ピュア・ハート御池」が開設し運営していた。 当日は手作りケーキが無料で提供され、コーヒーを飲みながら和気あいあいと過ごした。
「住民の方々はお互いが毎日の行動を把握しあっているほどの長いつきあい。見守りの意味もありました」と、代表の池端博子さんは話す。
「毎週楽しみにしていたので、閉店はとても残念」と、70・80歳代の住民が声をそろえた。ピュア・ハートが運営する泉田中の「コミュニティ広場オアシス」で再び集まりましょうと池端さん。
徒歩では困難な道のりだが、行く方法を相談し、全員で必ず再会しようと約束していた。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年4月15日)時点のものです。