[富田林市]富田林高生が模擬起業で、廃棄予定のぶどうからゼリーを開発

投稿者 記者・ 野田

グレープチャーム

前列左から北浦さん、谷さん、長谷川さん、後列左から横山さん、永原さん

富田林高校2年生の5人組「グレープチャーム」が「第5回リアビズ高校生模擬起業グランプリ」において全国91チームの中から上位6チームに選ばれ、12月の最終審査に向け活動している。このプログラムは、高校生が実際に自分たちで考えた商品をネットショップで販売する会社を運営し、ビジネスの成果を競い合うもの。

今回社長を務めるのは谷結人(ゆいと)さん。経理は永原希曖(のあ)さん、広報を担当するのは横山英香(あやか)さんと北浦大和(やまと)さん。長谷川琉平(りゅうへい)さんは仕入れ担当。中学生のころから同級生という息の合った5人が地元「南河内地域」を全国の人に知ってもらい盛り上げたいという思いでスタート。

商品は羽曳野の特産品である「ぶどう」を飲むゼリーに加工したもの。後継者不足により放置され、収穫されないまま廃棄される予定のぶどうを自分たちの手で収穫し、羽曳野市のワイナリー「河内ワイン」や富田林市の「菓子工房yamao」の協力のもと、製造から販売まで安心安全な商品を目指している。

メンバーは夏休みを返上し、ビニールハウス内で強烈な暑さと闘いながらも、農家との交流を楽しみながらぶどうの収穫に励んだ。収穫中のつまみ食いもちょっとしたご褒美に。

商品名は「B-on(ビーオン)ゼリー」。由来は「HABIKINO」から「HAIKI(廃棄)」をなくす、フランス語の「Bon=良い」から。1パック(150㎖)450円で販売予定(手売りの場合)。ワイン用のぶどうを利用しているため甘すぎず深みがあり、フルーティーな味に仕上がり、大阪産(おおさかもん)(大阪府で栽培・生産される農産物などとそれらを原材料として使用した加工品のこと)に登録された。

南河内・羽曳野ぶどうの知名度を上げることで後継者不足に悩む羽曳野の農家の力になりたいという熱い思いの中、完売に向けてラストスパート中

10月30、31日にロゼで販売

商品は10月30、31日の2時〜4時にエコールロゼで販売予定(なくなり次第終了)。

グレープチャーム
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記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年10月24日)時点のものです。

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