[大阪狭山市]『陶器山の植物』を出版 あまの街道守る会、調査活動まとめる

投稿者 記者・ 山本こ

あまの街道と陶器山の自然を守る会の皆さん

あまの街道と陶器山の自然を守る会が、陶器山に自生する植物をまとめた本、『身近な自然/陶器山の植物』を自費出版した。

同会は、長年、陶器山の自然保護活動に尽力。ゴミ拾いや下草刈りなどの地道な活動の他、14年に、ナラ類が昆虫の食害により大量に枯死する被害が陶器山で確認された際には、2千本以上のナラの樹木にシーツとビニールを巻き付けるなどの対策を行い、見事に被害の拡大を防いだ。

また、陶器山についての緻密な調査活動も行っており、自生する植物や生息する昆虫・鳥などを、長年にわたり観察・記録。現在までに、木本類約150種・草本類230種・キノコ類約500種・鳥類106種を確認している。 これまでの調査活動の集大成として、書籍化することを決意。『陶器山の植物』を自費制作した。今回、出版したのは「木本類」編で、イヌツゲやノイバラ・カゴノキなど、154種を掲載(全82ページ・オールカラー)。各植物の特徴の他、同会会員の大原三郎さんがこれまでに撮影してきた美しい写真や、陶器山での現状などを記した一言なども記載。郷土資料としての価値も非常に高い。 「平安時代から存在するあまの街道の豊かな自然を、これからも守っていきたい」と、同会代表の窪田由紀さん(73歳・大野台)。

購入希望など問い合わせは、窪田さん072・367・8297

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年6月3日)時点のものです。

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