[河内長野市]先端科学をアートで表現、画家の中島裕司さん ハンガリー政府から勲章 

投稿者 記者・ 山本こ

叙勲式での中島さん(右)

叙勲式での中島さん(右)

中島さんのミュオグラフィ。アート

河内長野市を拠点に活動する画家の中島裕司さんが、ハンガリー政府から、同国に貢献した人物に贈られる勲章「ハンガリー国騎士十字功労勲章」を受章した。

中島さんは、5歳から油絵を始め、大阪芸術大学大学院で芸術制作の博士号を取得。日本画やアクリル画・テンペラ画など、あらゆる技法に精通し、これまでに、コレ選展グランプリ賞を4度受賞した他、フランスのル・サロン展に2度入選、台湾の国立國父記念館での作品展開催など、国内外で非常に高い評価を得ている。

2010年に、関西ハンガリー交流協会事務局長に就任。ハンガリーとの文化交流に尽力する中で、同国が注力する先端科学「ミュオグラフィ」に出会う。ミュオグラフィとは、宇宙線構成成分の一つで、物質を透過する力が極めて高い「ミューオン」という素粒子を用いて、物体内部を、レントゲン写真のように、非破壊で可視化する技術のことである。この技術は、ピラミッドなどの内部構造の調査や、福島第一原子力発電所の炉心の現状調査にも用いられている。

万博で公演も

中島さんは、この先端技術を広く一般に認知してもらうため、絵画などのアートで表現する「ミュオグラフィ・アート」を制作し、周知活動を東京大学や関西大学と共に推進。昨年の大阪・関西万博では、ハンガリーパビリオンで、ミュオグラフィ・アートについての講演も行った。

今回、これらの活動がハンガリー政府から評価され、同勲章の受章に至った。1月29日、東京のハンガリー大使館で叙勲式が行われ、中島さんは「これまで無心で頑張ってきましたが、このような名誉に預かり、非常にうれしいです」と感無量の様子だった。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2026年3月25日)時点のものです。

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